2018年2月アーカイブ

〈彼岸〉とは、仏教の教えで、さまざまな煩悩に満ちた現世を、〈此岸〉(しがん)というのに対して、それらの煩悩を脱却して、悟りをひらいた涅槃の境地を〈彼岸〉といいます。

ところで、仏教では、阿弥陀如来の国 - 極楽浄土は西方十万億土のかなたにあるとされており、仏教徒は、西の方角に対して、強いあこがれの情をいだいていますが、春分または秋分の日には、太陽が真西に沈むため、極楽浄土のある方角が正しくわかるとして、春分の日、または秋分の日の前後七日間、信者たちは、寺参りや墓参りをして、亡き霊を供養するとともに、みずからも、煩悩をふりはらい、悟りをひらいて、〈彼岸〉に到達するたよりを得られるようにと祈るようになったのです。

これが、〈彼岸会〉(彼岸におこなう仏事)です。

大阪の四天王寺などでは、彼岸会には、落日を拝む習わしがありますが、これなど、はっきりと彼岸会の目的を語っているといえます。



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春分の日はどういう祝日か

毎年3月21日、または22日ごろの〈春分の日〉と、9月24日、または25日ごろの〈秋分の日〉は、国民の祝日となっています。

この両日は、仏教では、春の(または秋の)〈彼岸の中日〉といい、この日を中心に前後7日間を、春の(または秋の)〈彼岸〉といって、〈彼岸会〉の仏事をいとなんできました。

それが、明治初年の神仏分離の際に、それぞれ、〈春季皇霊祭〉〈秋季皇霊祭〉として、国家の祭日に定められ、各家庭でも、仏教徒はもとどおり、〈彼岸会〉の仏事をいとなんできましたが、昭和23年、〈国民の祝日に関する法律〉によって、それぞれ、〈春分の日〉〈秋分の日〉と改められ、今日にいたったのです。



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