親類振舞のかたちの披露宴(JDPホールディングス株式会社)

家庭で挙げる伝統的な披露宴は、いきおい"親類振舞の杯"、のかたちとなります。

親族杯のあと引き続き披露宴にはいるのがふつうで、この二つをひっくるめて振舞式とも呼ぶのですが、親族ばかりの振舞宴でないときは、一般の来客に上座を奨あるようにしなければなりません。

一同の着席を待って、新郎、新婦は媒酌人に伴われて座敷にはいりますが、本来は媒酌人夫婦を正座に、新郎、新婦が末座にすわるのが順序です。

しかし、それでは多くの来賓に見えなかったり、祝辞を受けるのに都合が悪かったりするときは、上座にすわることが多く、そのような場合、媒酌人は座敷の末座の中央で、つぎのように挨拶します。

「ちょっとご挨拶申し上げます。

新郎新婦は、もともと末座にすわるのが順序でございます が、ご挨拶の都合もございますので、ごめんをこうむりまして、上座をお許し願い上げます」

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