「ご来賓の皆さま。
本日は○一郎、○恵両君のために、お忙しい中をかけつけてくださいまして、まことにありがとうございました。
私は新郎、○一郎の父親の兄で、田所○介と申します。
本来ならば父親がご挨拶を申しあげるところでございますが、その父親がやむを得ぬ事情でただ今日本におりませんので、私が弟のかわりに両家を代表してご挨拶申しあげる次第でございます。
ご媒酌の木村○吉、○子様ご夫妻をはじめ皆さま方のお力添えをもちまして、○一郎、○恵の婚礼が無事に整いましたことを、深く感謝いたしますと同時に、今日ここでふたりの晴れ姿を見守ることができぬ新郎の父親の胸中を察しますと、胸がいっぱいになる思いがいたします。
新郎、新婦は皆さま方の温かいお言葉に励まされて、さぞかし力強い思いをしていることと思います。
また同時に新たな門出に立ち、未来への不安もすこしはあるかと思います。
何分にも未熟なふたりでありますから、今後いっそう皆さま方のご指導、ご鞭撻をいただかねばならないかと存じます。
どうか皆さま方、ふたりのために今後ともよろしくお願い申しあげます。
また本日はせっかくご出席いただきましても、至らぬ点が多く、皆さまにご不便をおかけいたしたかもしれません。
何とぞご容赦くださいますようお願いいたします。
はなはだ粗略ではございますが、これをもちましてお礼のご挨拶とさせていただきます。」
JDPホールディングス株式会社