書道の歴史 その1

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文字を見ない日はないのに、書道というと構えてしまう人も多いのでは?

最近は書よりもアートに近い作晶も増えていて、より親しみやすくなっているのだ。

文字が芸術として成り立っているのは、中国と韓国そして日本くらいである。

その理由として、漢字が造形性に富むこと、毛筆という筆記用具が用いられたことの二つが考えられる。

筆はペンと比べて柔軟だったため、表現の幅を広げていった。

現存の最も古い書(紙に書かれた文字)は、聖徳太子が残した「法華義疏」といわれている。

その後、奈良時代には国が大規模な写経所を設けたこともあって、数多くの写経が残されている。

書もまた、仏教と密接にかかわり合いながら発展してきたのである。

この頃の作品は、唐文化に強く影響されており、柔らかな書風が好まれていた。

楷書、行書のものが多く見られる。

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