翼を上方の真空層に向って押し上げる力。
自然の力はかくも大きい。
ところがヘリにはこのような固定翼がない。
従って機体重量が10トンなちば回転翼(昇降用プロペラ)の推力は少なくとも10トンを必要とし、しかもこれに前進用のパワーを加えなければならない。
この一事をもってしてもヘリの飛翔中の燃費効率の悪いことが判っていただけるものと思う。
ところがこのオスプレー型ティルト・ローター機の場合は事情が異なる。
機体の両側には固定翼が張り出しており、その両端に上方に向いた回転翼が各一基取り付けられている。
上昇の役目はこれらのプロペラが司どる。
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