アメリカでの離婚率は80年代半ぽにピークに達した。
ボルドリッジ女史のマナーの本にも「オフィスでの離婚のエチケット」が一つの項目として書かれていることが状況を物語っている。
企業も離婚専門のコンサルタソトを雇い、離婚に伴う社員の能率低下を防いでいるという話も聞く。
またアメリカには孤独と将来への不安に悩む離婚男性・女性のための専門機関もあるほどだ。
しかし離婚のような精神的打撃に最もよく効く治療法は、仕事に打ちこむことではないだろうか。
二年に渡る話し合いの末、離婚が成立した営業ウーマンのAさん。
離婚については上司と親しい同僚にそれとなく伝えたが、噂を耳ざとく聞きつけた仕事仲間もいた。
誰もが心配半分で聞いてくるのだろうが、彼女には周囲の好奇心がとてもわずらわしかった。
いわく「子供はどちらが育てるの」「新しい相手はいるの」中には「慰謝料はどれくらいもらったか」などという無神経な質問もあった。
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